JAグループは今年度から米の輸出に取り組んでいるが、今後、台湾、シンガポール、バンコクなどでの販売を行う。
ブランド名は「JA−RICE」に統一。商標登録も行う。2kg入りの真空パックで日本産米をアピールした輸出仕様の精米袋を新規に作成する。
台湾では10月5日にスタート。SOGO、三越と現地スーパーなど合わせて8店舗で、北海道「ほしのゆめ」、山形「はえぬき」、新潟「コシヒカリ」を販売。数量は15年産6トンで16年産販売は11月中旬に販売店舗を拡大して実施する予定だ。
シンガポールでは10月28日から、高島屋、明治屋、伊勢丹と現地スーパーを合わせて11店舗での販売を予定。16年産の北海道「ほしのゆめ」、秋田「あきたこまち」、新潟「こしひかり」9トンを販売する計画だ。
そのほかバンコクでは12月のジェトロ日本食品見本市に出展し、同時に販売する計画としている。中国でも来年早々に販売できるよう中国政府に輸出申請中。
販売にあたってはいずれの国でも試食などのイベントや新聞、雑誌でのPRを行う。
JAグループでは今年3月にJA全中の米消費拡大対策室に輸出専任チームを設置するとともに、輸出を希望する県中央会、全農県本部(経済連)で構成する「輸出連絡協議会」を発足させ検討を進めてきた。
|