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カラスからウイルス 大阪府で−3例め (3/10)

 大阪府茨木市で死亡したカラスからA型インフルエンザが分離された。3月10日、大阪府が公表した。
 5日深夜に住民が弱ったカラスを発見、茨木警察署が保護したが、7日に死亡したため大阪府の南部家畜保健衛生所で病性鑑定された。
 遺伝子を増幅させるPCR法で検査した結果は陰性だったが、同時に検体を発育鶏卵に接種する試験の結果、10日にウイルスが分離された。ウイルスに対する抗体反応試験の結果、分離されたウイルスはA型インフルエンザウイルスと確認された。
 発見された場所は、京都府丹波町の鳥インフルエンザ発生農場、浅田農産船井農場を中心とした半径30Kmの移動制限区域内。ただし、カラスの移動範囲は10Km程度といわれており、発生農場で感染したとは考えにくいとの見方もある。
 カラスからのインフルエンザウイルス分離は、浅田農産船井農場内と園部町内で確認されたのに続き3例め。 (2004.3.11)


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