農業協同組合新聞 JACOM
   

農政.農協ニュース

食用処理された鶏肉・鶏卵、回収は不要−家きん疾病小委員会 (4/7)

 食料・農業・農村政策審議会の家きん疾病小委員会は、4月7日に第6回委員会を開催し、今後の対応について以下のようなことを確認した。
 京都の移動制限については、現在実施している第2次清浄性確認検査で異常がなければ搬出制限を解除し、さらに異常がなければ、最終防疫措置の完了から21日を経過する4月13日午前0時にすべての移動制限を解除する。
 発生農場由来の鶏肉や鶏卵で、食鳥処理場あるいはGPセンターなどで食用に処理されたものは、ウイルスに汚染している可能性や、これを通じて家きんがウイルスに曝露される可能性が低いので、家畜衛生の観点から、原則として回収する必要はない。
 防疫マニュアル見直しついては、都道府県で実施するモニタリング強化のために、各県1農場から、各家畜保健衛生所1農場に対象を増やす。
 ワクチンについては、今後、養鶏業者の意見も聞きつつ引き続き検討する。
 また、タイで分離されたウイルスとわが国で分離されたウイルスを比較した結果、異なる遺伝子と判定されたことが動物衛生研究所の山口委員から報告された。 (2004.4.8)


社団法人 農協協会
 
〒102-0071 東京都千代田区富士見1-7-5 共済ビル Tel. 03-3261-0051 Fax. 03-3261-9778 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。