農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

森口俊
全農青果サービス（株）社長

　全農青果サービス（株）（森口俊社長）は、４月１３日、埼玉県戸田市の全農首都圏青果センター東京・大会議室で新会社の発足披露式典を開催した。
　ＪＡ全農グループは、経済事業改革の一環として、関連会社の統廃合を進めているが、本年４月１日、旧（株）全農青果サービスと全農スタッフサービス（株）が合併し、新たに全農青果サービス（株）として発足したことを記念し、新会社発足披露式典を開催したもの。
　披露式典の冒頭、全農青果サービス（株）の森口社長が「このほど新会社、全農青果サービス（株）が発足したが、合併にともなう社内融和を早期に進め、異業種ならではの合併効果をもたらしたい」と挨拶し、中期３か年計画のスローガンである「４Ｃ」の実現に向け、社員・役員が一体となって取り組んでいくことを強調した。

　森口社長が説く「４Ｃ」とは、コミュニケーション、コンプライアンス、コストパフォーマンス、チャレンジの頭文字である４つのＣのこと。それを実現することで明るい社風、清廉な社風、質実な社風、自立心のある社風を創出していくことを目指している。
　来賓挨拶でＪＡ全農の宮下弘常務理事は「景気は回復基調にあるが、全農グループにはまだまだ逆風が吹いている。その中で５支所の廃止など改革に取り組んでいる。新会社も合併を機に更なる事業の発展を目指してもらいたい」と述べた。

宮下弘
ＪＡ全農常務理事

　また、全農管財（株）の松尾英彰社長は「全農スタッフサービス（株）は順調に事業を拡大してきたが、系統の事業再編でこの度の合併に至った。新会社が大きく発展していくことを祈念したい」と挨拶した。
　続いて全農青果サービス（株）の村上親司専務が、立ち上げたばかりの同社ホームページをスクリーンに投影し、それを基に合併経過と新会社の紹介を行った。
　全農青果サービス（株）は本社：埼玉県戸田市美女木１１４１番地、資本金４０００万円、社員数１８１名、総従業員数１０６５名で売上高（平成１６年度計画）１００億円を目指す。主な事業は▽青果物及び食品の仕入れ販売、包装加工及びそれらの業務請負、▽労働派遣法にもとづく労働者派遣事業、▽コンピュータシステムの開発及び維持運行管理の業務請負、その他。（２００４．４．１４）