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カラスやハト 検査結果はすべてシロ−鳥インフルエンザの野鳥調査 (4/20)

 高病原性鳥インフルエンザの発生にともなって環境省は、全国規模でカラスやドバトなど検査を行ってきたが、その結果を4月20日公表した。
 京都府や大阪府で死亡したカラスから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことから、調査は野鳥での鳥インフルエンザの現状を把握するため3月はじめから行ってきた。
 4月16日までに捕獲したカラス392羽のうち386羽で結果が判明し、すべてウイルスは検出されなかった。また、ドバトは276羽のうち274羽で結果が明らかとなりこちらもすべて陰性だった。
 死亡した野鳥についても回収してウイルス分離検査を行ってきたが、野鳥約4900羽、簡易検査キットも含めれば計1万9000羽が検査されたが、すべてウイルスは検出されなかった。これまでのところ鳥インフルエンザウイルスが検出された野鳥は、京都府と大阪府で発見された死亡カラス9羽のみとなっている。
 こうした結果から環境省では、鳥インフルエンザが野鳥でまん延している状況にはないとして、全国調査は終了、今後は地域ごとの状況に応じて対応するという。 (2004.4.22)


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