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農政.農協ニュース |
青果物の流通実態 |
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◆生鮮野菜の流通経路別仕入量
農水省は、平成14年度の青果物の仕入量などから食品産業における業種別の仕入先・規模を推定した「平成15年食品流通構造調査(青果物調査)」の結果をこのほど発表した。 【食品製造業】 仕入量は329万8000トンで、そのうち国内産が310万1000トン(94%)、輸入が19万7000トンとなっている。国内産の仕入先は産地段階からが64.8%(自社栽培も含めると67.1%)ともっとも高く、次いで同業他社が11.2%となっている。輸入の仕入先は商社の割合が65.2%ともっとも高く、次いで同業他社が23.3%となっている。 【食品小売業】 仕入量は767万5000トンで、国内産が739万トン(96.2%)、輸入が28万5000トンとなっている。国内産の仕入先は、卸売市場の仲卸業者が51.8%ともっとも高く、次いで同卸売業者31.4%、産地段階11.1%となっている。輸入の仕入先も仲卸業者32.8%、卸売業者31.5%となっている。 【外食産業】 仕入量は129万3000トンで、国内産が127万トン(98.2%)、輸入2万3000トン。国内産の仕入先は、食品小売業が53.2%ともっとも高く、次いで仲卸業者の20.4%となっている。輸入についても食品小売業35.3%、仲卸業者18.4%となっている。 【食品卸売業】 仕入量は2387万9000トンでそのうち国内産が2310万2000トン(96.7%)、輸入が77万7000トンとなっている。国内産の仕入先は産地段階がもっとも多く49.1%、次いで卸売市場の卸売業者が37.9%となっているが、同業者間が50.8%(図1参照)と高いのも特徴だといえる。輸入については、ほぼ半数の49.6%が商社となっており、次いで卸売業者が32.7%を占めている。 ◆輸入一次加工原料 輸入一次加工原料野菜の仕入量(実重量)は、食品製造業では46万6000トンで、商社からの仕入割合が70%を占めている。仕入形状別の割合は(生換算重量)、乾燥39.7%、塩せき19.4%、冷凍12.4%、その他となっている。業種別では野菜漬物製造業が31.7%を占めている。 |
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