農業協同組合新聞 JACOM
   

農政.農協ニュース

JA全青協 新綱領を策定へ
−16年度新体制が発足 (5/20)

三上一正会長
三上一正会長
 JA全青協(全国農協青年組織協議会)は5月20日、通常総会を開き16年度の活動計画などを決めた。また、新会長には三上一正前副会長、新副会長には藤木眞也熊本県農協青壮年部協議会委員長が就任、理事、監事も含め新体制となった。
 JA全青協は今年度創立50周年を迎えることから、今後10年先を見据えた青年部の方向を定めるため、「全国農協青年統一綱領」と規約の見直しを検討する。三上一正会長は「基本理念は大きく変わるものではないが、地域の農業に果たす役割、次世代に農業を引き継ぐ役割が重要になっている。日本農業の再構築に向けた綱領となるよう検討したい」と話す。検討は県、ブロック単位でも行うことにしている。
鈴木眞也副会長
鈴木眞也副会長
 

JA経営の参画については、今年度初めてJA全中との共催で「青年部理事研修会」を開催する。理事就任者だけでなく就任予定者も対象にする。また、青年部員の正組合員化率が低いためその向上も課題としている。JA改革について三上会長は「現場ではJA改革は全国大会で決めたことという意識がまだあると思う。青年部員にはJAや県組織に対して着実に改革の実が結ぶよう働きかける行動が求められている」と語る。


■基本政策検討会を設置

新理事の記者会見
新理事の記者会見

 政策提言活動では、今年度は「土地利用型営農部会」、「地域振興部会」、「食の安全・安心対策部会」の3つの専門部会を設置、政府やJAグループと積極的に議論していく方針。また、基本計画の見直しに向けて理事会に「基本政策検討会」を設置し、全青協としての組織討議案の検討などを行っていく。三上会長は「基本計画の見直しは10年先の計画を決めるもの。われわれが地域農業を担っていける改革が必要で現場の声が反映されなければならない」と強調している。
 なお、新役員はつぎのとおり。理事/平和男(東北・北海道ブロック、北海道農協青年部組織協議会会長)、室井良宣(関東・甲信越ブロック、栃木県農協青年部連盟委員長)、白鳥安章(東海・北陸ブロック、静岡県農協青壮年連盟委員長)、山口和人(近畿ブロック、兵庫県農協青壮年部協議会委員長)、仁木紹祐(中国・四国ブロック、JA岡山県青壮年部協議会会長)、監事/竹内真治(福井県農協青年部協議会会長)、長村善平(京都府農協青壮年組織協議会委員長)

(2004.5.25)


社団法人 農協協会
 
〒102-0071 東京都千代田区富士見1-7-5 共済ビル Tel. 03-3261-0051 Fax. 03-3261-9778 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。