農業協同組合新聞 JACOM
   

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輸入農産物への不安 9割超す
−農水省のモニター調査 (5/11)

 5月11日に公表された農水省の食料品消費モニター調査によると、食品に「不安がある」とした回答のなかでもっとも多かったのは「輸入農産物、輸入原材料などの安全性」で91.4%となった。
 そのほか「農畜産物の生産過程での安全性」が77.6%、「製造、加工工程での安全性」が74.3%だった。
 食品別の回答では不安を感じるのは「外国産生鮮野菜」が72.2%で「原材料が外国産の加工食品」が47.0%、「外国産精肉」が44.4%となっている。
 年代別の集計では、どの年代も「外国産生鮮野菜」がもっとも高い。2位に「外国産精肉」をあげたのは20歳代〜40歳代。50歳代以上は「原材料が外国産の加工食品」をあげている。
 
■安全確認のため値上げ認める声も多数

 1個100円の食品が残留農薬など安全性確認のために値上げされるとしたら、どの程度まで認められるかを聞いた回答では、「110円(10%)まで」がもっとも多く34.1%だった。ついで「105円(5%)まで」が29.5%、「120円(20%)まで」が16.3%となっている。
 年代別では20歳代をのぞいたすべての年代で「110円まで」とする回答がもっとも多く、30歳代38.1%、40歳代30.5%、50歳代37.6%、60歳以上36.2%となった。
 調査は郵送によるアンケート調査で、全国主要都市の一般消費者モニター約1000名が回答した。 (2004.5.27)



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