農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　ＪＡ共済連（前田千尋理事長）は、14年３月に立地決定がなされ基本計画をとりまとめていた「幕張総合研修センター（仮称）」（千葉市美浜区）の起工式を６月７日、現地で開催した。


起工式の神事・地鎮の儀で鍬入れする新井昌一　ＪＡ共済連会長	挨拶する新井会長

　ＪＡ共済事業は、取り巻く環境変化に対応して顧客対応力を高め、利用度・満足度を向上させるために、従来以上にＪＡ共済連職員のＪＡに対する支援機能の発揮が求められている。そのため「人材の育成は何をおいても最優先して取り組むべき課題である」（新井昌一ＪＡ共済連会長挨拶）ことから、人材育成の中枢となる総合教育センター機能を確立し、教育研修機能の高度化・効率化をはかるために同センターの建設が計画されてきた。
　同センター完成後は、現在、厚木（神奈川県）や全共連会館（東京）などで行われている教育研修はすべて同センターに一元化され、研修活動の効率化がはかられることになる。
　また、自動車研修、医療研修用の実物模型、日本には例のない建物を評価するための展示建物や地震・火災などの査定用損傷建物を設置するなど、実技・実習施設の充実・強化がはかられている。
　18年１月末竣工、４月開館の予定となっている。
　【施設の概要】
　敷地面積　３万808平方メートル
　建築面積　１万2328平方メートル
　延床面積　３万3547平方メートル
　建物階数　地下１階・地上９階（研修室33、宿泊室数330室）

（２００４．６．９）