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農政.農協ニュース |
交通安全教育でミュージカルを開発 |
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ミュージカルのタイトルは「親と子の交通安全ミュージカル 魔法園児(まほうえんじ)マモルワタル」。主人公のマモルワタルは、魔法界の幼稚園児でほうきにまたがっていつも元気に飛び回っている。そのあまりのワンパクぶりに魔法幼稚園の園長先生が交通ルールを学ばせようと、人間界に修行に送りだすというのが最初のシーン。 人間界で待っていたのは、警察官と婦警さんと幼稚園児のスナオ君。マモルワタルも一緒に横断歩道の渡り方や信号機の意味などを学んでいくというストーリーが展開される。 ■園児も舞台で学ぶ参加型
園児らが舞台に上がる場面では俳優たちが子どもたちの名前を一人づつ呼ぶとみな「ハーイ!」と元気に返事。先生も舞台に上がって横断歩道の渡り方を体験する場面も用意するなど、まさに子ども、保護者、先生など関係者が舞台と一体となって交通ルールを学ぶ楽しいミュージカルだ。 ■3年間で20万人動員めざす 上演前にはJA共済連の前田千尋理事長が「JA共済は『ひと・いえ・くるま』の生活保障だけでなく、地域のみなさまが健康で安心して暮らせる豊かな環境づくりに力を注ぐことも生活への貢献と考えさまざまな活動に取り組んでいます」とあいさつ。今回は新たな社会貢献活動の一環として、この交通安全教育ミュージカルの全国キャラバンを展開していくことを紹介、「園児のみなさんに楽しく、分かりやすく交通ルールを学んでいただき、園児の交通事故防止の中心的役割を担う保護者や先生の方々にも改めて交通安全ルールの大切さを説明していただく一助となれば主催者としてこのうえない喜びです」と語った。
鑑賞は無料とし幼稚園、保育園単位で参加を募る。16年度は12都道府県(北海道、宮城、群馬、長野、石川、愛知、京都、兵庫、広島、高知、福岡、鹿児島)で巡回公演する。17年度には50か所を予定。18年度までに全県で開催し20万人以上の動員をめざす。 ■自然に覚える交通ルール
演じるのは大阪を拠点に活動する劇団「ミクル・ミュージカルカンパニー」。主人公のマモルワタル役の白井亜希子さんは「子どもたちのパワーをもらって元気に演じていきたい」。園長先生と警察官役の瀬戸信介さんは「子どもたちとふれあいながら自分たちも成長していきたい」。また、婦警役の山本美奈さんは子どもたちが参加する場面があることから「アドリブが大切なミュージカル。一回一回の公演ごとに全然違う舞台になりそう。子どもたちの反応を楽しみに演じたい」と話す。 初回公演には都内の3つの保育園から園児、職員、保護者あわせて約200人が参加した。公演後、さっそく「右!、左!、そして右!」と横断歩道を渡るときのルールを声に出しながら帰っていった園児もいた。 (2004.6.18) |
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