JA運動の発展に寄与することをねらいとしてJAに関する研究を表彰する「JA研究賞」の16年度受賞者がこのほど決定した。 受賞者は田淵直子北星学園大学経済学部助教授で作品名は『ボランタリズムと農協』(日本経済評論社、15年3月刊)。 ボランタリズムの視点から協同組合の理論的考察と日本の農協の位置づけを行った著作で、農協の高齢者福祉事業の到達点と課題を明確にした。運動から業へと移行しつつある農協の高齢者福祉事業をボランタリズムという視点から分析し、農協のあり方論につながる論点を提起している点が評価された。表彰は11月5日にJAビルで行われる予定。