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経済部
栃木利夫部長 |
経済部資材課
大橋好一課長 |
JAしもつけ(栃木県)は初の試みとして10月23日〜24日の2日間、管内の集荷所を会場に『アグリサポートフェア』を開催した。
アグリサポートフェアは農協の組合員サービスの一環で、購入額(肥料、農薬)の大きい上位800人程度(正組合員数約1万4000人)を主な対象として、メーカーからの商品知識や営農情報をダイレクトに得る機会を提供するのが狙い。日頃、農協は営農指導等で組合員と接しているが、組合員が技術的なことを含め疑問点を直接メーカー担当者に聞くことによって、技術力の向上に役立つとともに、メーカーにとっても「生の情報」が手に入るといったメリットがある。
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ブースに並ぶ「まんてん」 |
農薬等メーカー32社と農機具メーカー4社、計36社がフェアに出店。来場者は各ブースに立ち寄り、メーカーの技術者から商品について説明を受けていた。フェア開催にあたっては、JA全農栃木県本部が全面的に協力しており、7月からJAしもつけと協議を重ね、サポート役の(株)船井総合研究所も含め準備を進めてきた。「農協にとって、大口需要者は大切なお客さまです。これからも農協と深いお付き合いをお願いしたいと考えています。また、このようなフェアを開催することで、農協と組合員の距離がより近くなればとも思っています。今、農協離れが言われていますが、我がJAでは今年から8名の営農経済渉外員を専任として置き、組合員の近くに常にいることを心がけています。フェアをきっかけに、良い関係を築きたい」と、経済部資材課の大橋好一課長は語る。
会場では、JAしもつけが開発した、施肥が一回で済む水稲の超一発水稲専用肥料『まんてんプレミア』(製造:株式会社ジェイエイ栃木グリーン)が並べられ、注目をあびた。また、作物などに関する新しい情報を盛り込んだ講演会が同時に開催され、来場者に好評を得ていた。
2日間で約1000人の来場者があり、初めてのフェアとしては満足できるものと、JA関係者は総括している。
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