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台風で早生ミカン生産量1割減予想 (10/29)

 早生ミカンの出荷が始まったが、台風被害で今年産の予想生産量は昨年の1割減の39万トンを見込むと全国果実生産出荷安定協議会かんきつ部会が10月29日発表した。また極早生ミカンの販売はほとんどが10月に完了し、11月の出荷見込みは昨年の6割の1万1275トンに下がる見込み。
 早生ミカンの予想生産量を主要産地別に見ると、静岡県のJA三ヶ日とJAとぴあ浜松では前年比101だが、愛媛県のJAえひめ中央とJA西宇和では83となり、全国平均では91。
 品質はほぼ平年並みで、大田、大阪両市場の調査では、ともに糖度がやや上がる一方、酸度が低下した。今年産からは和歌山のオリジナル品種「ゆら早生」を糖度11度以上などの基準で厳選した県下統一ブランドの「味一ゆら」の販売が始まり(10月下旬まで)すべり出しは好調という。
 なお全果協は11月23日、恒例の「みかん祭り」を大阪城公園で開催する。

(2004.11.9)


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