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選ばれた作品(ポスター展) |
第33回(平成16年度)JA共済全国小・中学生交通安全ポスターコンクールの最終審査が11月26日、全共連ビル(東京都千代田区平河町)4階大会議室で行われた。JA共済連は、組合員およびその家族の生命・財産を危険などから守るための保障活動・福祉活動に積極的に取り組んでいる。その一環として、共済事業の相互扶助・思いやりの心を次代の小・中学生に伝えると同時に、図画工作・美術教育の高揚を図り、交通安全思想を幅広く社会に訴えることを目的に、「交通安全ポスターコンクール」を開催している。
コンクールは、JA所在区域内の小学校、中学校および盲学校、聾学校、養護学校の小・中学生を対象に作品を募集してJAを経由し、県本部が取りまとめた。全国31道府県から、15万5610点の応募があり、県本部段階で最終審査に出品する9点が選出された。最終審査は、各県本部から推薦された計279点を、学年別(中3〜小1)に審査する方法で進められた。
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審査風景(ポスター展) |
午前中に全作品を対象に一次審査が行われ、交通法規等に則り交通安全ポスターとして表現が適切かなどが審査された。一部の作品に、本来は「禁止」とすべきところを「やめよう」など弱い表現が使われている、などの指摘もあったが、全作品とも一次審査をクリアした。
午後の最終審査では、村上暁郎武蔵野美術大学名誉教授、中島祥文多摩美術大学教授(アートディレクター)を始め各審査員が、学年毎に審査を進め、それぞれ大賞1点、金賞1点、銀賞2点、銅賞3点、佳作7点を選定した。大賞のなかから、中学生の部、小学生高学年の部(6〜4年生)、小学校低学年の部(3〜1年生)に分け、内閣官房長官賞、警察庁長官賞、文部科学大臣奨励賞を、それぞれ1点選出した。
最終審査に残った作品は、子供らしい豊かな発想のもとに書かれたものが多く、交通安全を願う気持ちがあふれ甲乙つけがたく、審査員も選定に苦労していた。なお、各賞受賞者は後日発表される。
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熱心に作品に見入る審査員(ポスター展) |
審査風景(ポスター展) |
■書道コンクールも開催
また、前々日の24日、第48回(平成16年度)JA共済全国小・中学生書道コンクールの最終審査が、全共連ビル4階大会議室で行われた。
書道コンクールもポスターコンクール同様、各JAを通じ県単位で取りまとめられた。小学1年生から中学3年生まで各学年毎に、半紙の部、条幅の部それぞれに課題が与えられ、全国43県から半紙の部118万4997点、条幅の部10万9571点の応募があった。審査結果は、後日発表される。
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どれも力作ぞろい(書道展) |
作品ひとつひとつを詳細に審査(書道展) |
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