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| 左 エーコープ大分 高倉一男社長 中央 全農 宮下弘常務 右 エーコープ福岡 出利葉史郎社長 |
ＪＡ全農は11月26日、福岡県本部会議室で(株)Ａコープ九州合併契約調印式を行った。Ａコープ九州は、(株)エーコープ福岡（本社福岡県福岡市、社長：出利葉史郎）と(株)エーコープ大分(本社大分県大分市、社長：高倉一男)の２社が、多様化する組合員・利用者のニーズに対応し、Ａコープ店舗の健全経営とともにスケールメリットの確保と、安定した経営基盤を確保し競争力の強化を図るために合併するもので、17年４月１日に新会社としてスタートを予定している。
調印式には出利葉史郎エーコープ福岡社長、高倉一男エーコープ大分社長が出席し、全農宮下弘常務理事同席のもと、合併契約に調印した。
両社は、かねてから九州北部における店舗広域一体化会社の設立に向け検討を重ねてきていたが、このほど協議が整い、合併の運びとなった。Ａコープ九州は、本社を福岡市東区に置き、資本金は３億2500万円、株主は全農と福岡県・大分県の18ＪＡ。店舗数は福岡県内23店、大分県内18店の計41店舗で、年間1000万人の来客数を見込んでいる。広域一体化会社としては、本年３月に関東地区でエーコープ関東が発足しており、Ａコープ九州は第２弾となる。
全農生活部は、ＪＡグループの経済事業改革指針の重点に挙げられているＡコープ改革に関し、競争力強化等を進めるため県域一体化を実施し、最終的には広域一体化をめざすとしている。全国Ａコープチェーンメンバーで、県域の一体化はすでに26県で実施されている。九州地区に続き12月１日、近畿地区でもエーコープ近畿の合併調印式が行われ、近畿地区の広域一体化が動き出す。
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