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農政.農協ニュース |
営農指導強化策は地域戦略と一体で JA全中が方針案 (6/18) |
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JAの営農指導に対する組合員の評価は、必要度は高いものの、満足度は低いというのが現状。これをどう改革するか。JA全中の経済事業改革中央本部委員会は、営農指導事業検討委員会で議論を重ね、6月16日の第四回会合で、機能強化の方針案をまとめた。それによると、各JAの取り組みとして、それぞれ▽営農指導事業の機能強化策を打ち出し▽それを地域農業振興計画や事業計画に織り込み、位置づけを明確にして▽組合員に示す−ことなどを提起した。 各JAが振興計画などの形でまとめた地域農業戦略を実現するために必要な営農指導の体制や指導員の育成、それにともなう予算措置などを組合員に示して、協議するというものだ。 自給的農家や高齢者農家、そして大規模経営・農業生産法人と農業者は多様に分化している。これらに対応した営農指導体制や人材育成方針を示す。 営農指導員は全国に1万6000人。その費用は1200億円余。大半が人件費だ。営農指導事業は赤字なので8割ほどを信用事業と共済事業の収益でカバーし、農家の賦課金も少しある。このため予算措置の開示を要件の1つとした。 機能強化策を振興計画などに織り込む時期は来年度以降。その前に、JAの取り組みを支援する県域組織の具体策を来年3月をめどにつくることも決めた。 また、農業振興は行政の責任でもあり、営農指導強化には行政との連携と機能分担が不可欠であるとし、県域では県や普及センターと協議、課題を共有化する。
■指導員を階層化 農業者の多様化については、これに対応する業務を1人で受け持つことは困難だとして営農指導員の階層化を打ち出した。販売・購買・利用事業に関する業務は外部化、パート化で効率化が図れるとして指導業務から切り離し、集約化することが有効と提起した。 |
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