あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、全国の組合員・JA・経済連および関係者の皆様に、旧年中に賜ったご支援、ご協力とご指導に対し厚くお礼申し上げます。
昨年は、食品の偽装表示事件や無登録農薬問題など、食の安全性と表示問題で揺れ動いた1年でした。
また、米政策の見直し、独禁法適用除外問題、WTOにおける農業分野での市場開放圧力、FTA(自由貿易協定)の拡大など、農業・JAグループを取り巻く環境はさらに厳しさを増しています。
食の安全性と表示問題につきましては、本会として法務コンプライアンス室の権限を強化すると共に、食品安全管理室を立ち上げるなど体制づくりとその充実・強化を図り、生産者・消費者の信頼回復を目指しました。また、新たに消費者や生産者のご意見を頂く「ふれあい懇談会」を開催するとともに、昨秋には全国100余のJAを役員が訪問し、15〜17年度の次期3カ年計画に反映すべく、さまざまなご意見を頂戴するなど、「もっと近くに。」を実践しております。
さて、本年秋には第23回JA全国大会が開催されます。営農・経済事業の改革が焦点となる中で、本会としましては、事業・業務改革の取組みをさらに加速するとともに、大会原案策定に向け、今後の事業のあり方と展望を提示したいと考えています。
また、4月には35都府県本部体制となります。新しい仲間とともに、本年も農家組合員および会員の皆様の負託に応えるため、JAグループ経済事業の競争力強化に向け、役職員の先頭に立って邁進してまいりますので、変わらぬご指導、ご協力をお願いいたします。
おわりに、皆様のご健勝と、ご発展を心からお祈り申し上げます。
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