新年明けましておめでとうございます。
輝かしい新春を迎え、謹んでお祝詞申し上げます。
この一年を振り返って見ますと、世界はニューヨークの惨事以来、生臭いテロ問題で揺れ動き、国内では北朝鮮問題や低迷を続ける経済に悩まされております。
弊社の1年は、「営業と技術のサタケ」を目指して、皆様方の暖かいご支援に支えられながら、全力を尽くし励んで参りました。ライス部門、調製機部門、プラント部門、製粉部門、食品部門、海外部門、業績はそれぞれまずまずの経過をたどり、特に、無洗米の関係では市場がブレイクしております。特許問題も好ましい方向に進み、「安全・安心・美味しい」をコンセプトに開発した無洗米設備は、公開主義に徹したオープンな情報提供に、お客様より多大のご支持と人気を頂いております。
そして、昨年10月には、ご要望にお応えして、小型無洗米設備「テイスティ・ホワイト・ミニ」と「スーパー・ジフ・ミニ」を発表させて頂きました。さらにもう1種類「別方式」も開発しており、お客様の経営戦略に最適な方式をご自由に選んで頂けるよう一挙3種類を品揃え致します。
現在、「食の安全」が大きな社会問題になっており、これを早急にクリアして行かなければ農業分野、食品分野とも業界に未来はありません。そのための
アイディアやシステム、機械、設備を提供することが、弊社の社会的使命だと感じており、すでにいくつかは具体化しております。
「無洗米設備」しかり。米一粒一粒を見つめて開発した乾燥機「マジックドライヤー」、混入異物を完全に除去できる選別機「マジックソーター」、穀物の品質を即座に判別できる「穀粒判別器」等が揃い、穀物のトレーサビリティが可能な乾燥から保管・精米・炊飯までの一環加工システムの提案も行っております。
こうした努力とこれまでの社会貢献が認められ、昨年9月、亡き夫・覚に日本農業機械学会より「森技術賞」が授与されました。また私には、文化の日にあわせて、地元・中国新聞社より「中国文化賞」を頂き、同じ11月、広島大学からは学長表彰を頂戴致しました。大変光栄に存じますと共に、ご支援の皆様方に厚く御礼申し上げます。
弊社の目標は、食文化をとことんまで追求することであり、今後とも全力を尽くして参ります。力強く躍進するサタケにご期待頂きたいと存じます。
最後になりましたが、関係各位の益々のご発展を祈念致します。
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