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新製品・新技術提供し農業の発展に貢献
安全・環境・品質面で社会的信頼の確保へ
株式会社エス・ディー・エス バイオテック 社長 白井 孝


白井 孝氏

 新年明けましておめでとうございます。
 年頭に当たり、弊社への日頃のご指導・ご支援、また弊社製品へのご愛顧に対し、心から厚くお礼申し上げます。

 日本の農業は、水稲での減反継続、安価な輸入農産物の増加による農産物価格の低迷などにより、農業所得減少の流れは止まらず、依然厳しい状況が続いているものと理解しております。
 農薬業界も全般的には需要の後退に直面しており、先ほど農薬工業会がまとめた2002農薬年度の国内農薬出荷実績は、前年比、金額で6.4%、数量で7.8%のマイナスとなっております。また、BSE問題を契機に「食の安全性」が改めて国民的関心事となる中、残留農薬、無登録農薬等の法規制違反の問題が大きくクローズアップされるなど、当業界を取り巻く環境は、益々厳しくなるものと予想されます。

 一方、世界的には、今世紀半ばにかけての人口増に対応する食糧供給が人類の大きな問題となっており、人々の生活や自然環境と調和しつつ、安全な食糧を安定的に確保し、食糧自給率を高めていくことが必須の課題となっております。弊社としましても、その課題に応えられるような新製品・新技術を引き続き、農家の皆様方に提供し、日本の農業の更なる発展に貢献して参りたいと強く念じております。

 また、弊社は、農薬事業に携わるものの社会的使命として、安全、環境、品質面の諸対策を今後とも自主的に進め、社会的信頼の確保に努めるとともに、「遵法経営の推進と企業倫理の遵守は、経営の基本姿勢であり、事業活動の大前提である」との認識の下、全従業員にこれを徹底して参る所存です。

 本年が皆様にとって、よりよい年となりますことを心から祈念しまして、新年の挨拶とさせていただきます。




農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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