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ほとんどのOLが和食好き 農林中金が東西のOLにアンケート調査

 
農林中金が東京、大阪のOL20〜30代の400人に和食とのかかわり.「和食ライフ」を聞いた。「OLの食生活シリーズ」第5回目で、調査時点は今年1月18〜31日。調査結果のあらましは次のとおり(複数回答)。

 

1.「和食」から思い浮かべる料理は?

     
◆◆◆ 「寿司」と「天ぷら」

 寿司(51.5%)と天ぷら(46.8%)を半数以上があげており、「和食の双璧」といえそう。以下、煮物、刺身、みそ汁、焼き魚、肉じゃがなどの順。 地区別では、東京が寿司、天ぷら、煮物、大阪では、みそ汁、肉じゃが、が高く、年齢別では大差がない模様。

東京(n=200) 大阪(n=200) 20代(n=219) 30代(n=181)

グラフ
  寿司 天ぷら 煮物 刺身 みそ汁 焼き魚 肉じゃが うどん 煮魚 そば おでん 鍋もの 茶碗蒸し すきやき きんぴら

東京 55.5 52.0 42.0 39.5 25.5 31.0 24.0 14.5 18.0 15.5 8.0 13.0 11.0 13.0 9.5
大阪 47.5 41.5 34.0 35.0 42.5 33.0 34.0 22.5 18.5 14.0 18.5 13.5 11.0 7.5 6.0

20代 53.0 46.1 39.7 35.6 36.5 29.2 31.1 21.0 15.1 14.6 15.5 12.8 7.8 11.4 6.4
30代 49.7 47.5 35.9 39.2 30.9 35.4 26.5 15.5 22.1 14.9 10.5 13.8 14.9 8.8 9.4



2.伝統的な「和食」が与えた影響は?

   ◆◆◆ 「長寿」「太らない」

 穀類と大豆加工品(味噌、豆腐など)を中心とした伝統的な「和食」がどんな影響を日本人に与えたと思うか聞いたところ、「長寿」(58.5%)と「太らない」(52.5%)が過半数。「健康への好影響」を強く意識している様子。以下、「組み合わせがうまい」「温和な性格」「礼儀正しい」「忍耐強い」「頭が良い」などの順。
 地区別では、「太らない」が東京は57.0%と6割近いのに対し、大阪は48.0%と半数に届いていない。

東京(n=200) 大阪(n=200) 20代(n=219) 30代(n=181)

グラフ
  長寿 太らない 組み合わせがうまい 穏和な
性格
礼儀正
しい
忍耐強い 頭がよい 思慮深い 発想が
柔軟
リサイクル意識が高い その他

特に ない

わから
ない

東京 59.0 57.0 24.0 14.0 9.5 13.0 11.0 3.5 3.5 3.0 1.5 1.5 9.5
大阪 58.0 48.0 28.5 17.0 13.5 9.0 9.5 7.5 4.0 3.5 0.5 3.5 8.5

20代 58.4 48.4 21.0 14.6 12.8 9.6 9.1 6.8 3.7 3.7 1.8 2.7 11.9
30代 58.6 57.5 32.6 16.6 9.9 12.7 11.6 3.9 3.9 2.8 0.0 2.2 5.5



3.国際化できると思う料理は?

  
◆◆◆ 天ぷら、鍋物

 寿司や豆腐など国際化している料理はいろいろあるが、これから「国際化」できると思うものは、「天ぷら」がトップ、以下、鍋物、そば、うどん、すき焼き、お好み焼き、おでん、納豆などの順。  

順位 料理  件数
1 天ぷら 101
2 鍋物 53
3 そば 46
4 うどん 33
5 すき焼き 25
6 お好み焼き 23
7 おでん 22
8 納豆 18
9 みそ汁 17
10 焼き鳥 16

4.四季にふさわしい料理は? ◆◆◆ 春はちらし寿司、夏はそうめん

 四季に最もふさわしいと思う料理をあげてもらったら、各ベスト5は次のとおり。春−−ちらし寿司、たけのこご飯、菜の花のおひたし、たけのこの煮物、たけのこ、夏−−そうめん、冷ややっこ、ざるそば、うなぎ、冷や麦.はも、秋−−さんまの塩焼き、栗ご飯、まつたけご飯、さんま、焼き魚、冬−−鍋、おでん、湯豆腐、すき焼き、寄せ鍋。


順位 件数 順位 件数 順位 件数 順位 件数
1 ちらし寿司 57 1 そうめん 181 1 さんまの塩焼 70 1 166
2 たけのこご飯 47 2 冷や奴 89 2 栗ご飯 62 2 おでん 55
3 菜の花のおひたし 34 3 ざるそば 13 3 松茸ごはん 61 3 湯豆腐 34
4 たけのこの煮物 20 4 うなぎ 11 4 さんま 45 4 すき焼き 22
5 たけのこ 19 5 冷麦 10 5 焼き魚 23 5 寄せ鍋 20
6 豆ご飯 12 はも 10 6 松茸 16 6 茶碗蒸 11
おひたし 12 7 焼きなす 8 炊き込みご飯 16 7 ふぐ鍋 9
8 天ぷら 10 酢の物 8 8 松茸土瓶蒸し 10 8 ぶり大根 6
木の芽あえ 10 9 さしみ 7 9 天ぷら 8 豚汁 6
10 若竹煮 8 10 鮎の塩焼 6 きのこ料理 8 雑煮 6
11 煮物 6 11 冷しゃぶ 4 11 焼きなす 5 かに鍋 6
すし 6 そば 4 煮物 5 かにすき 6


5.和食の好きな点は?

      ◆◆◆
あっさりしているところ

 和食の好きな点はどんなところか聞くと、「あっさりしている」が72.5%でトップ。以下、健康に良い、旬が味わえる、食べ慣れている素材を生かしている、カロリーが低い、美しいなどの順。
 地区別では、東京が「旬が味わえる」「カロリーが低い」「美しい」などの点が高く、大阪では、「あっさりしている」が高い。

東京(n=200) 大阪(n=200) 20代(n=219) 30代(n=181)

グラフ
  あっさり
している
健康に
よい
旬が
味わえる
食べ慣れ
ている
素材を生かしている カロリー
が低い
美しい 繊細 その他 特にない
地区 東京 68.5 52.5 54.5 50.0 45.0 41.5 33.0 13.0 4.0 0.5
大阪 76.5 52.5 48.5 46.5 40.5 34.0 20.0 8.0 2.5 1.5
年代 20代 69.9 52.1 47.0 47.0 37.4 36.1 24.2 11.0 1.8 0.9
30代 75.7 53.0 56.9 49.7 49.2 39.8 29.3 9.9 5.0 1.1



6.朝食は和食か洋食か? ◆◆◆ 洋食派、和食派に二分

 ホテルなどに泊まって、朝食に和食、洋食どちらを選ぶか聞いたら、「洋食」が51.8%、「和食」が46.3%とほぼ二分。和食が好きというOLだが、どちらか選べる場合は、洋食を選んでしまう人がやや多いという結果に。
 食事の好みが「和風」という人の中でも約3割が洋食を選び、好みが「洋風」という人では約9割が洋食を選んでいるようだ。

グラフ


7.「おふくろの味」とは?

        ◆◆◆
肉じゃが、みそ汁

 「お母さん(おふくろ)の味」と思う和食が「ある」と答えたのは94.8%、「ない」は5.3%。「お母さん(おふくろ)の味」だと思う和食は、肉じゃが、みそ汁、煮物、おでん、きんぴらごぼう。以下、筑前煮、魚の煮物、ひじき煮、卵焼き、ちらし寿司、炊き込みご飯。

順位 料理 全体 東京 大阪
1 肉じやが 103 49 54
2 みそ汁 98 48 50
3 煮物 66 42 24
4 おでん 21 5 16
5 きんぴらごぼう 20 10 10
6 筑前煮 15 4 11
7 魚の煮物 13 9 4
8 ひじき煮 12 9 3
9 卵焼き 10 3 7
10 ちらし寿司 9 2 7
炊き込み御飯 9 4 5


8.和食を週に何回作るか? ◆◆◆ 「作らない」が4分の1、平均4.5回

 1週間に何回ぐらい和食を作るか、調理状況を聞くと、「作らない」が25.8%、10回以上が16.0%、2〜3回未満が8.5%、平均で週4.5回。朝食が1.1回、昼食が1.0回、夕食が2.3回と夕食作りが主流。
 地域別では大阪がやや多め。年齢別では、20代が平均3.3回に比べ30代が6.0回とほぼ倍。未婚者が週2.5回に対し既婚者は7.7回、1日に1回以上作っている。


グラフ
1週間に何回くらい 『和食』を
作っているか (平均:回)


  朝食 昼食 夕食
全体 1.1 1.0 2.3
地区 東京 1.3 0.9 2.3
大阪 1.0 1.2 2.4
年齢 20代 0.8 0.9 1.6
30代 1.5 1.3 3.2
未既婚 未婚 0.6 0.6 1.3
既婚 1.9 1.7 4.0


9.得意な和食は?

       ◆◆◆
「肉じゃが」がトップ

 自分が作る得意な和食は、東西ともに「肉じゃが」がトップ。以下、煮物、みそ汁、きんぴらごぼう、煮魚、おでんなど。
 地区別では、大阪が肉じゃが、煮魚、だしまき卵、東京は煮物、きんぴらごぼうが多め。

順位 料理 全体 東京 大阪
1 肉じやが 107 45 62
2 煮物 76 42 34
3 みそ汁 70 37 33
4 きんぴらごぼう 33 21 12
5 煮魚 30 7 23
6 おでん 28 11 17
7 筑前煮 24 11 13
8 天ぷら 23 12 11
9 焼き魚 19 12 7
10 だしまき卵 17 3 14


10.外食で和食を食べる頻度は?

 
◆◆◆ 月平均昼食で5回、夕食で4回

 外食で和食を食べる頻度は、昼食で「月1回未満」が27.8%と最も多い。月平均10回が15.8%、11回以上9.3%、平均で5.0回。東西ともに変わらないが、年齢別では20代が4.8回、30代が5.3回と、30代が多い。
 夕食では、「月1回未満」が25.0%、以下、2回17.5%、3回13.0%、1回10.8%、11回以上10.5%と、昼食に比べ低い頻度の人が多い。地域別では、東京4.8回に対し大阪は3.8回とい1回分少ない。20代が4.7回に比べ30代が3.8回と少ない。

グラフ

11.外食で和食を食べる店は?

  
◆◆◆ 居酒屋に続き、天ぷら・寿司など専門店

 「外食でどんな店で和食を食べるか」聞くと、居酒屋がトップで56.0%、次いで寿司.天ぷら.やきとり.おでんなどの専門店55.0%、和食レストラン50.8%。以下、ファミリーレストラン、定食屋、小料理屋、割烹など。
 東京では和食レストラン、ファミリーレストラン、大阪では定食屋がそれぞれ多くなっている。年齢別では30代が和食レストランで55.8%と半数を超え、20代46.6%をかなり上回っている。

東京(n=200) 大阪(n=200) 20代(n=219) 30代(n=181)

グラフ
  居酒屋 焼き鳥、おでん、
てんぷら、寿司
などの 専門店
和食
レストラン
ファミリー
レストラン
定食屋 小料理屋 割烹 ホテルの
和食店
その他
地区 東 京 53.5 57.5 55.0 52.0 30.5 16.5 7.0 5.0 1.0
大 阪 58.5 52.5 46.5 35.0 39.0 15.5 10.5 7.0 1.0
年代 20 代 58.9 55.3 46.6 43.8 37.9 16.0 8.2 5.5 1.4
30 代 52.5 54.7 55.8 43.1 30.9 16.0 9.4 6.6 0.6

 

 12.和食を食べる時、何を飲むか? ◆◆◆ ソフトドリンク、酒類ではビール

 外食で和食を食べる時の何を飲むか聞くと、「お茶などソフトドリンク」が58.3%で、「お酒を飲むことが多い」41.8%を上回っている。「お酒」の中では「ビール」が80.2%とトップ。以下、日本酒40.1%、果実酒25.1%、焼酎22.2%。地区別では、焼酎の割合が東京で28.9%に対し大阪は15.5%。果実酒は大阪(28.6%)が多い。果実酒では20代が30代のほぼ2倍になっている。

グラフ


 13.「小料理屋のおかみさん」「板前さん」のイメージに合う有名人は? ◆◆◆ 山口智子、梅宮辰夫

 「小料理屋のおかみさん」のイメージに合う有名人は、山口智子がトップ、次いで高島礼子、中村玉緒、三田佳子、森光子。「板前さん」では、梅宮辰夫がトップ、次いで小林稔侍、中居正広、柳葉敏郎、藤岡琢也など。

「小料理屋のおかみさん」のイメージに合う有名人 (自由回答:件)

順位 有名人 全体 20〜
24歳
25〜
29歳
30〜
34歳
35〜
39歳
1 山口 智子 29 11 6 6 6
2 高島 礼子 28 6 5 9 8
3 中村 玉緒 23 10 4 6 3
4 三田 佳子 20 6 5 6 3
森 光子 20 7 6 2 5
6 五月 みどり 13 2 3 5 3
7 岡江久美子 9 1 3 3 2
篠 ひろ子 9 4 1 0 4
9 池内 淳子 8 0 1 2 5
市原 悦子 8 3 3 1 1
名取 裕子 8 3 2 2 1
吉永小百合 8 4 3 0 1
「板前さん」のイメージに合う有名人 (自由回答:件)

順位 有名人 全体 20〜
24歳
25〜
29歳
30〜
34歳
35〜
39歳
1 梅宮 辰夫 57 20 13 8 16
2 小林 稔侍 49 8 13 10 18
3 中居 正広 20 11 3 4 2
4 柳葉 敏郎 18 3 9 2 4
5 藤岡 琢也 16 4 3 8 1
6 高倉 健 15 4 2 4 5
的場 浩司 15 8 2 4 1
8 前田 吟 14 4 7 2 1
9 地井 武男 12 3 3 4 2
10 渡 哲也 8 0 2 4 2

 

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