表2 食料品の価格に影響を与える諸要素の主要国との比較
−食料の流通・加工及び農産物の生産に係わるもの−
日本 | 米国 | 仏国 (※は独国) |
日本/米国 | 日本/仏国 (※は独国) |
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電気料金 (円/kwh) | 17.7 | 5.3 | ※9.4 | 3.3倍 | ※1.9倍 |
ガソリン価格 (円/リットル) | 104.4 | 39.4 | ※113.3 | 2.6倍 | ※0.9倍 |
高速道路利用料金(円) (大型車100km) | 3,800 | ほとんどが無料 | − | ||
(普通乗用事100km) | 2,181 | ほとんどが無料 | 852 | − | 2.6倍 |
※ほとんどが無料 | ※ − | ||||
トラック運賃 (円/10t,100km) | 34,745 | 47,088 | 40,419 | 0.7倍 | 0.9倍 |
(円/10t,1000km) | 157,419 | 109,640 | 95,494 | 1.4倍 | 1.6倍 |
貨物鉄道 (円/20ftコンテナ,425km)*1 | 58,800 | 40,331 | − | 1.5倍 | − |
(円/20ftコンテナ,400km)*2 | 74,067 | − | 53,419 | − | 1.4倍 |
航空貨物 (円/1t,600km) | 101,640 | 67,528 | 95,880 | 1,5倍 | 1.1倍 |
製造業資金 (円/h) | 2,208 | 1,390 | 994 | 1.6倍 | 2.2倍 |
商業地価 (万円/m2) | 1,010.0 | 127.4 | 127.9 | 7.9倍 | 7.9倍 |
通信 (日本を1) | 1 | 0.63 | ※0.97 | 1.58倍 | ※1.03倍 |
農家一戸当たり農用地面積 (ha) | 1.6 | 176.1 | 38.5 | 1/110 | 1/24 |
農地価格 (千円/10a) | 1,697 | 15.0 | 38.0 | 113倍 | 45倍 |
生産資材価格 (硫安:円/20kg) | 545 | 429 | − | 1.3倍 | − |
(配合飼料:円/t) | 41,770 | 32,310 | − | 1.3倍 | − |
農薬 (円/kg) | 1,465 | 1,269 | − | 1.2倍 | − |
農機具 (トラクター:万円) | 177 | 138 | − | 1.28倍 | − |
資料: | 経済企画庁 「物価レポート'99」、 OECD/IEA "Energy Prices
and Taxes"、 通商産業省 「産業の中間投入に係る内外価格差調査」、 運輸省 「運輸関連サービスに係る内外価格差調査」 「物流サービスに係る内外価格差調査」、 労働省 「1997年海外労働情勢」、全国農業会議所 「田畑売買価格等に関する調査結果」、 (社)日本不動産鑑定協会 「第2回世界地価等調査について」、農林水産省調べ |
注: | 1 | トラック運賃、貨物鉄道、航空貨物は1998年12月〜1999年2月の調査値、通信は1998年9月〜11月の調査値、農地価格は1995年、製造業賃金は1996年、商業地価は1996年(ただし仏国は1993年)、農薬は1997年、電気料金、ガソリン価格は1997年(ただし独国は1996年)、配合飼料は1998年、高速道路利用料金は1998年(ただし、大型車については1996年)、農家一戸当たり農用地面積は1998年(ただし仏国は1995年)、硫安、トラクターは1999年の数値である。 |
2 | 電気は産業向け販売価格、ガソリンはスタンド等における平均小売価格である。 | |
3 | 貨物鉄道の*1は、ターミナル〜ターミナルの運賃、*2は、ドア・ツー・ドアの運賃である。 | |
4 | 商業地価は高度商業地域の地価であり、日本は東京、米国はニューヨーク、仏国はパリである。 | |
5 | 硫安については、品質格差を勘案した試算値である。 | |
6 | トラクターは、排気量1,400cc程度、出力等20~25馬力、4輸駆動、安全フレーム装備である。 | |
7 | 日本で販売されているトラクターは、油圧・防水機構の性能が優れていることや変速段数が多いこと等構造上の相違がある。 |