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JA全青協が臨時総会 新委員長に若林氏

 JA全青協 (全国農協青年組織協議会) は、9日の臨時総会で、12年度の委員長に、先に立候補していた若林英毅氏 (山形県農協青年組織協議会会長)、副委員長に谷則男氏(京都府農協壮青年組織協議会) を信任投票で選んだ。

 若林氏は山形県川西町在住。牛の繁殖を行う。「昨年の活動を振り返ると、われわれ現場の青年農業者の声が政策に反映されるようになってきたと思う。それだけに青年部の責任は段々重くなってきた」 と語る。
 一方、自身の経営は 「3、4年前から米4haと牛10頭の収入が同じになってしまった」 と米価下落の実態を強調。今年の運動課題のひとつに稲作経営安定対策の見直しをあげる。
 「今の制度では、米価低下の歯止めがない。補てんがあるといっても所得の下がり方が緩やかにするだけ。大豆の価格制度のような価格保証ができないものか」 とJA全青協として検討することを表明。 また、JA大会議案をめぐっての組織討議、さらには農業者年金制度改正についても取り組む。とくに年金額カットが検討されている農業者年金制度改正については「場合によっては鉢巻を締めて運動しなくてはならない」とし、各県の組織での議論の盛り上げを呼びかける。

 また、JA全青協の活動について、「責任を持てる組織にするため継続性を発揮すること」 をめざし、森本現委員長の退任後も同氏に協力を依頼しながら運動展開をするなど継続性を持たせたいという。

 谷新副委員長は、京都府城陽市在住。環境部会などを担当する。

 10日に開かれた都道府県青年組織委員長・事務局合同会議で12年度活動方針なども決定。また、同日、畜産・酪農対策決定に向けて経営安定対策などの充実などを代表者が玉沢農相に要請した。


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