森内閣発足、玉沢農相は再任
4月4日に総辞職した小渕内閣の後を受けて発足した森内閣の農林水産大臣は 玉沢徳一郎氏が再任された。玉沢農相は初閣議後に記者会見。自給率向上策に ついては 「麦、大豆、飼料作物の生産振興をはかること」 を重視する一方、米を中心 とする日本型生活の充実を国民に訴えることや食品廃棄物のリサイクル率を現在 の8%程度から15〜16%程度にあげて 「肥料や飼料として利用することも大きな 役割を果たす」 などと語った。 また、WTO次期交渉が、3月の農業委員会特別会合でスタートしたが、「12月ま でに(貿易ルールのあり方について)日本の考え方をWTOに提出する。品目ごと の提案は来年になる」との今後の見通しを示した。 JA全中・原田睦民会長は同日、森内閣の発足にあたって、基本法にもとづき食料の安定供給、国内農業の持続的発展、農村地域社会の活性化に向けた具体的施 策の着実な推進とWTO交渉での 「国際的なリーダーシップの発揮を期待する」 など の内容の談話を発表した。 |
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