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JA全中、大会議案骨子を公表
  ――テーマは、「農」と「共生」の世紀づくりへ


 JA全中は、4月6日の理事会で第22回JA全国大会に向けた大会議案の「骨子」を了承し公表した。
 骨子では、グローバル化による大競争時代の到来で業態や国境を越えた企業の 再編の進行やIT(情報技術)革命による新ビジネスの拡大などの一方、少子・高齢 化で経済・社会基盤が大きく変化しているとし、そのなかで食料についての国民意 識の変化や農業・農村の多面的機能が評価されていると情勢を分 析している。

 こうした認識のもと、今大会ではJAグループの基本理念を「『農』と『共生』の世紀 づくりへ」とし、この理念のもとでの取り組み内容をあげている。

 食料・農業問題では、「安全・安心な食料の供給を通じて消費者との共生を進める こと」や「日本型食生活の普及、推進」などの取り組み、「JAが地域農業振興の核と しての役割を発揮すること」、「地域に貢献する担い手(大規模、法人、集落営農)の 明確化とその育成の支援」、「担い手の多様な販売の支援、生産資材の低コスト、利用形態・利用量を勘案した価格 設定」などを打ち出している。

 農協運動の面では、「参加・参画・連携の促進」を重視し、「女性や農業の担い手 のJA運営への参画促進」、「他の協同組合との連携」などをあげている。

 JAグループの経営面では「JAグループ全体としての総合性の発揮」や経済事業 での「多様な販売形態に対応できる販売体制の強化」、信用・共済事業での「利便 性の高い金融サービス」、「より健全性の高い経営の確保」などをあげている。
 今後、この骨子をもとにより具体的な取り組み方針を検討し6月8日に「組織協議 案」をまとめる予定。大会は10月12日(東京フォーラム)。
 なお、JA全中は、ホームページにこの骨子を掲載し消費者、生産者、地域住民か ら意見を募集する。締め切りは4月21日。
(http://www.rim.or.jp/ci/ja)


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