第22回農協人文化賞 受賞者 経済事業部門 |
【 略 歴 】
田中博氏は、昭和34年から20年近く農業協同組合職員として勤務された後、農協の理事、さらには昭和56年から組合長を務められ、農協職員としての豊富な学識と自らの農業の経験を発揮されながら、地域農業の振興に努められました。また、昭和59年からは県連の理事として、さらに昭和62年からは経済連の専務理事として、県域の事業、組織における指導者としての役割を果たしてこられました。 特に、当時赤字経営の続いていた協同会社の抜本的な改革を行い、経営改善への道筋を立てられたり、また、下関市を中心とした、豊関地区の農協合併にも尽力され、平成6年4月に県下最大規模のJAが誕生するなど、その功績は顕著なものがあります。 県下の組織の代表者からの信頼も厚く、平成8年には県信連の副会長に就任され平成11年6月に退任されましたが、永きにわたり、地域、県域における様々な場で、全力投球して来られました。 このような公職の傍ら、自らも農家として梨園1ha、水田2・6haの農業経営も続けてこられ、公職を退任された後も、今なお奥様、長男ご夫婦とともに農作業に励んでおられます。 ここに、田中博氏のご尽力、ご功績に感謝し、農協文化賞に推薦いたします。
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農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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