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特集:明日の農業に向けて農家を支援―新たなJA全農の農薬事業― |
JA全農の低コスト農業への取組み 伸長する農薬の大型規格品 地域に根付いた普及推進で好調な「ラウンドアップ」 |
生産資材費の低減は、効果の良いものを低廉で、しかもスピードを付けた供給を。コスト低減への取り組みの周辺をJA全農宮城県本部生産資材部肥料農薬課の鎌田進課長補佐に取材した。地域に根ざした推進がつづく。 |
JA栗っこ、JAみやぎ登米、JAみどりの管内など、県北を中心に穀倉地帯を抱えるJA全農宮城県本部。県内の水稲面積は8万ヘクタール(収穫量:25万トン)で、減反前に比べ3分の2に減少した米穀部の取扱高だが、ひとめぼれ、ササニシキ、まなむすめを中心に活気があり、農薬事業においても統合連合の成果が現れている。
◆「MY-100」の実績はホームランが中心
JA全農宮城県本部の「MY-100」入り混合剤の普及は、平成13年=4800ヘクタール、平成14年=7000ヘクタール、平成15年=1万7000ヘクタールと着実に面積を拡大している。商品は、「ミスターホームランフロアブル」を回転軸に「同粒剤」、「同ジャンボ」、「トレディプラス粒剤」、「同ジャンボ」のウエートが高い。 ◆「5.5リットル規格」目標の500ケースを完売 JAグループは、15農薬年度から「ラウンドアップハイロード」において「5.5リットル規格」の数量限定セット販売を開始した。JA宮城県本部も、この「農協だけの予約販売」に精力的に取り組み、推進目標の500ケースの完売を2月〜4月の3カ月間で達成している。 ◆「ジェイエース」を資材費低減の柱に
「この(ジェイエース)話は、3〜4年前より聞いており宮城としても期待していた」と鎌田課長補佐。管内は水稲県であり、おのずと園芸農薬のシェアが低く、「オルトラン」の系統シェアも低かったという。これらの背景から、「オルトラン」から系統一元品目として「ジェイエース」に切り替えたものであり、現在では資材費低減運動の柱となっている。 ◆生産資材費用低減は「物流の改革」から JA宮城県本部の生産資材および肥料農薬関係の会議を見ると、昨年9月の担当者会議を皮切りに、今年に入りJA肥薬担当課長会議、JA営農指導担当者会議、JA購買窓口研修会などを開催し、今回の推進につなげていった。 (2003.5.30)
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