3月9日、(社)日本経済団体連合会の奥田碩会長ら首脳陣が、穀類加工調製機器の最大手メーカー(株)サタケを訪問した。広島市内で開催される「第33回中国地方経済懇談会」の企業見学として「日本で最初に動力精米機を考案し、穀類加工機械のトップメーカーとして世界で活躍するサタケを視察したい」との要望で同社を訪問したもの。
視察した経団連の首脳陣は、奥田碩会長(トヨタ自動車(株)会長)、西室泰三副会長((株)東芝会長)、柴田昌治副会長(日本ガイシ(株)会長)、宮原賢次副会長(住友商事(株)会長)、高原慶一朗評議員会副議長(ユニ・チャーム(株)会長)の各氏。日本の経済界を代表する豪華なメンバーが顔を揃えた。
一行は、竣工間近のクリスタルラボラトリー(技術の粋を集めた各種研究室を、このビルに集めると同時に、先進技術で構成した機械設備を組み立て、顧客と意見を交わしながら希望の新商品を開発する場所)を視察、サタケ歴史館で同社の歴史の説明を受け、歴代のエポックメーキング的な商品を見学した。昨年3月、小泉首相が視察したショールームでは、昨今の売れ筋商品である「無洗米製造設備」や「色彩選別機」、「精麦製粉システム」を見学。またキッチン用精米機「マジックミル」とインスタントライス「マジックライス」のコーナーでは利子代表の説明を受けながら、実演を見学、試食した。
経団連首脳のサタケ来訪は1999年3月に次いで2回目となる。
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視察する奥田経団連会長(左)ら。 |
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