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アグリビジネス業界ニュース |
精米工場の概念を変える品質管理システムを開発 《(株)東洋精米機製作所》 |
しかし、コメに混入している「しらた」や「焼け米」が、どの部分にどれだけ含まれているか分からないだけに、本来なら全量をチェックし、不適合な部分は排除する必要があるが、現実にはそれは不可能なため、従来の精米工場では、抜き取りによるサンプルチェックで済ましている。 それでは全量をチェックしたことにはならない。更にもしチェックに引っかかったとしても、その時点で既にそのロットの製品は袋詰めされ、生産済みになっているか、パッカーのタンクに入っている状態にあり、それでは既に手遅れである。 一方、最近は、全量チェックのできる装置がすでに存在するように思われているが、それも数分間に1回程度自動的にサンプル測定するだけであり、品質的に駄目の判定が出ても、生産進行体制に即応出来なければ意味がない。
このシステムは、コメの流れを常に監視し、連続してリアルタイムに良否判断が繰り返され、再選別されて出荷されるということだが、このシステムは色彩選別機の感度を最適の状態に自動調整するので、ロス米の発生(不良品として排出される良品)を可及的に抑え、製品歩留りを著しく向上させる。 またこのシステムは、どの産地の、どのロット原料玄米にどれだけの「しらた」や「焼け米」が混入していたかのデータを記録管理するので、精米工場側は産地に対し、データを示して苦情等の説明が出来るなどの利点がある。 なお、「品質不適合品の出荷防止システム」は、設備システム全体に関わるものであることから、単体での販売は行わない。「排出物収集管理システム」は次回に紹介する。 |
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(2005.3.28) |
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