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トーヨーライスセンター関東工場に新エネ・省エネ設備を導入
《東洋精米機製作所》

 (株)東洋精米機製作所(本社:和歌山市、雑賀慶二社長)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)の省エネ対策に関する公募事業に応募していたが、この度採択され、トーヨーライスセンター関東工場に、新エネルギー・省エネルギー設備が導入されることになった。
 NEDOの事業に採択されたのは、「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業(以下太陽光発電事業)」と、「エネルギー使用合理化事業者支援事業(以下、省エネルギー事業)」の2つの事業。
 これにより同社直営のBG無洗米工場であるトーヨーライスセンター関東工場に、太陽光発電装置とマイクロガスタービンコージェネレーション設備(以下、MGTコージェネ)が導入されることになった。
 今回導入される両設備によって発生する電力は、商用電力系統と連係し、同工場内で利用され、MGTコージェネからの排熱は「米の精」の製造に利用される。 太陽光発電事業では、NEDOと共同で効率向上追求型の太陽光発電システム30kwを設置し、年間約3万kwhの発電量と約20トンのCO2削減が見込まれている。
 また省エネ事業では、MGTコージェネ30kw級を3台導入し、年間約20万kwhの発電と同時に、マイクロガスタービンより発生するクリーンな排熱を「米の精」の製造に利用するという、ロスの少ない高効率な排熱利用により、年間約21トンのCO2削減が可能になる。
 同社では、かねてより自社工場や開発する機器についてCO2削減のための省エネルギー化を進めており、中でもBG無洗米設備の省エネ化は、最重要テーマとして対策を進めてきた。
 そのような状況においてNEDOの支援事業は同社の取り組みにさらなる弾みをつけるものである。また本年は「京都議定書」が発効された年でもあり、地球環境問題への取り組みの緊急性、重要性に鑑み、効率的で効果的な新エネ・省エネ導入が必要であるとの判断のもと、公募事業への応募を行っていた。
 なお、設備はいずれも年内完成を予定している。

(2005.8.11)


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