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アグリビジネス業界ニュース

過去最高の四半期実績 前年同期比で2.9倍
《ダウ》


 ダウ・ケミカル(アンドリュー・リバリス社長兼CEO、本社:米国ミシガン州)の2005年第1四半期実績が5月9日、明らかにされた。売上高は前年同期比25%増の117億ドルで、3期連続で過去最高の四半期実績を達成した。純利益も昨年の4億6900万ドルから14億ドルに伸長している。
 この内、農業科学製品事業の売上高は、前年同期比7%増の9億8900万ドルを記録し、過去8四半期連続で過去最高の業績記録を再度塗り替えた。販売数量はヨーロッパ、北米がけん引となり前年達成された好業績を3%上回った。販売価格は4%の上昇。
 当事業部門の成長は、ヨーロッパで続伸を続けているフロラスラム系製品の用途などで顕著な動きを示している穀物用除草剤や、北米の牧草および牧場分野製品の好調さに裏付けされている。
 植物遺伝子工学およびバイオテクノロジー事業は、米国のトウモロコシ栽培がけん引となって「ハーキュレックス」I 防虫剤の売り上げが著しく伸長した結果、堅調な収益の成長を記録した。農業科学製品事業のEBIT(損益前当期利益)は、前年同期比12%増の2億5900万ドルとなっている。

(2005.5.11)



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