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『タッチダウンiQ』食用作物に拡大 カリウム塩では国内初の登録
《シンジェンタ》

 シンジェンタ ジャパン(株)(マイケル・ケスター社長、本社:東京都中央区)はこのほど、新規の非選択性除草剤『タッチダウンiQ』の食用作物への適用拡大登録を取得、今秋からの市場投入を明らかにした。10月にも上市記者会見が行われる模様。
 『タッチダウンiQ』は、これまでにない最高濃度のグリホサートカリウム塩と、これを雑草の隅々まで浸透させる展着剤とを組み合わせた最新技術によるユニークな新規剤。もっとも除草が難しい雑草に対して、従来品以上に安定した高い効果を発揮するものとして期待されている。
 『タッチダウンiQ』の最初の農薬登録取得は2003年11月10日付けで、非農耕地分野に対するものだった。今回の適用拡大により、水稲、小麦、果樹、だいこん、はくさいなどの主要食用作物、ならびに牧草、草地への使用が可能となった。
 食用作物への展開により、シンジェンタ ジャパン(株)のこの分野における攻勢に拍車がかかることは必至。最高濃度のグリホサートカリウム塩は国内初のもので、内容を明らかにしていないがカリウム塩の効果をいっそう引き出すために展着剤との組み合わせを行い、浸透性を高めたところに特徴がある。
 なお、この分野で高いシェアを拡大している「R剤」においてもグリホサートカリウム塩で開発が進んでいることを付記しておきたい。

(2005.6.13)



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