日産化学工業(株)(藤本修一郎社長、本社:東京都千代田区)では、今春から世界に通用するブランド力を備えた真の「価値創造型企業」としての実力をより高めるために、2010年度を見通した中期経営計画「Vista2010」を始動し、順調な滑り出しをみせている。
同計画は、2010年のあるべき企業の姿として、有機材料、無機材料、電子材料をコア事業・技術領域と定め、この領域において、研究・開発・技術面で圧倒的優位にたつ材料メーカーとして拡大成長を持続し、同時に農医薬が堅実に伸長し、基礎化学品など既存分野が安定的収益基盤をもつバランスのとれた事業ポートフォリオの構築を目途としている。
2005年〜2007年の3カ年をステージ1と位置づけ、電子材料を中心に引き続き増益基調を維持するとともに、2008年〜2010年の3カ年のステージ2以降のさらなる拡大につなげるため、コアの事業・技術領域に経営資源をこれまで以上に傾斜配分し、次世代の新規事業・材料の創出、開発を積極的に進めていく。
この基本路線のもと、ステージ1の最終年度である2007年度において、売上高1850億円、営業利益260億円、当期純利益170億円、ROE(税引利益/株主資本)20%の達成を目指している。
さらに、2010年度には、計画期間中の一連の施策の成果創出により、売上高2100億円以上の達成を目指している。優れた技術と商品・サービスにより、環境との調和をはかりながら、社会に対してきちっとした態度を示しつつ、色合いをつけた貢献を果たしていく。
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