農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

売上高18.2%増 通期は3桁台へ
《アグロ カネショウ》

 アグロ カネショウ(株)(櫛引博敬社長、本社:東京都港区)は8月12日、『平成17年12月期 中間決算短信(連結)』を明らかにした。売上高が71億2000万円(18.2%増)と成長し、純利益も4億1100万円を確保した。通期の売上高は、3桁台に突入する。

■農薬事業

 害虫防除剤では「ファイブスター顆粒水和剤」「アルバリン剤」、「レターデン水和剤」および「カネマイトフロアブル」の減収があったものの、「ルビトックス乳剤」、「デミリン水和剤」、「ペンタック水和剤」が軽快な動きを示し、新商品の「兼商バイスロイドEW」も売上に寄与した。
 病害防除剤では、農業用土壌処理剤買収後の販売プロジェクトの推進が注目されたが、主力の「バスアミド微粒剤」、「D−D92」など順調に実績を伸ばしている。
 除草剤では、非農耕地分野における「カソロン剤」で減少があったものの、全国的な藻類の発生により、「モゲトン粒剤」、「アークエース粒剤」など水田除草剤の需要が増加した。
 その他では、海外向けの「カネマイトフロアブル」「バスアミド微粒剤」が顕著な動きを示し、「ダゾメット剤」を中心とした原体バルク販売の売上も増加している。

■その他事業

 その他事業においては動物薬中間体、機能性材料、他機能性化学品、表面処理剤などで健闘した。
 同社は、生産者農家を中心に会員・販売店、同社を直結した「トライアングル作戦」を展開している。企業理念にある「技術販売」を底流に、需要開拓と販売促進をいっそう充実させることで、通期の売上高118億円の3桁台を目指す(グラフ1、2参照)。

グラフ1 2004年中間連結販売実績のウェイト
グラフ2 2005年中間連結販売実績のウェイト
(2005.8.15)


社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。