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アグリビジネス業界ニュース

第2四半期も大幅な増収増益
農薬関連事業は干ばつ等で減収減益
《バイエル》

 バイエルグループ(ヴェルナー・ヴェニング社長、本社:ドイツ レバクーゼン)は8月10日、『2005年第2四半期(4−6月期)の業績』を発表した。
 それによると、グループの売上高70億5300万ユーロ(前年同期比19.7%増)、EBIT(特別項目計上前の営業利益)8億5200万ユーロ(同38.5%増)と引き続き好業績を維持し、大幅な増収増益を記録した。特に、素材科学およびヘルスケア事業グループが顕著な動きを示した。
 いっぽう、農薬関連事業グループにとっては厳しい第2四半期となった。主にブラジルおよび一部南欧諸国の長期的干ばつの影響を受け減収減益となったほか、債権の評価減が収益に影響を与えた。種子処理および殺菌剤の売上は伸長したが、殺虫剤および除草剤の売上減を補うには至っていない。
 この結果、農薬関連事業グループの売上高は16億400万ユーロ(同2.3%減)、EBITは1億8700万ユーロ(同6.5%減)となっている。ただし、2005年上半期全体で見るとEBITは6億1000万ユーロ(同5.4%増)と成長している。
 なお、バイエルグループの2005年通期の売上は、目標の250億ユーロを上回る260億ユーロに達する見込み。

(2005.8.18)


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