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ルース・G・ショー博士 |
ダウ・ケミカル社はさきごろ、米国デューク・パワー社社長兼CEOのルース・G・ショー博士のダウ取締役会役員就任を発表した。
デュークと言えば、デューク東郷ことさいとう・たかをの「ゴルゴ13」を思い起こす。ショー博士はスパイナーでは勿論ないが、後述のように途轍もない経歴の持ち主。ダウ・ケミカル社の、真にエネルギーを司ることになる。狙われたら最後?
同社の取締役会は、5名の社内取締役および10名の社外取締役により構成されているが、ショー博士は同時に報酬委員会および公益委員会の委員ともなっている。
ショー博士は、米国テキサス州ダラスのエル・セントロ・カレッジ学長、ノースカロライナ州のセントラル・ピードモント・コミュニティ・カレッジ学長などを歴任後、1992年、デューク・エネルギー社に本社コミュニケーション担当副社長として入社した。
現職の前は、デューク・エネルギー社取締役副社長兼最高総務責任者ならびにデューク・エネルギー基金理事長を務めている。
ショー博士は、デューク・パワー社(米国エネルギー大手デューク・エネルギー社の事業部門)で蓄積した15年以上におよぶエネルギー事業に関する豊富な経験を備えてダウの社外役員に就任した。米国最大の金融サービス企業ワコビア社の取締役、エジソン電気協会、米国核エネルギー協会および米国原子力発電運転協会の理事も兼任している。
ダウ取締役会のビル・スタブロプロス会長は、「グローバルなエネルギー事業および学会での実績ある指導力は、(必ずや)ダウ取締役会で理想的な能力を発揮してくれるだろう」と語った。 |