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新社長の
ジョン グレイ氏 |
バイエル クロップサイエンス(株)は10月21日、フリードリッヒ・ベルシャウアーバイエル クロップサイエンスAG社長ら首脳陣が出席して都内のホテルで記者会見を行い、世界おび日本を含むアジア太平洋地域の戦略を明らかにした。
ベルシャウアーAG社長は、新しい市場を開拓するためにはイノベーション(革新)が核になってくるとしながら、「われわれは業界でもっとも優れた農薬のR&D(研究開発)パイプラインをもっている。今後、日本においてもポートフォリオ(商品構成)を大幅に強化する」と語った。
世界の農薬市場は、2000年〜2004年にかけて1.8%の成長を見せた。特に、5.1%と殺菌剤の伸長が著しい。2004年、59億5000万ユーロの売上を達成したバイエル社は20%の市場シェアを堅持し、今後はバイオサイエンスへの成長も期待している。
一方、国内農薬市場においてバイエル クロップサイエンス(株)は水稲13%、野菜8%、果樹13.6%、その他14.4%、平均12%の市場シェアを確保している。2006年から5年間の新規剤の開発はオキサジアルギル、スピロメシフェン、フルオピコリド、他殺菌剤1、除草剤3となっている。
新たに就任したジョン グレイ社長は、「顧客とのいっそう強固な関係をバランスよく堅持していきたい」と語っている。
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会見に臨むバイエル社首脳陣 |
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