農業協同組合新聞 JACOM
   
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通期業績を上方修正 グループ経営が課題
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)は11月18日、通期業績予想(連結)を上方修正した。売上高は、当用期の需要が伸び悩んだものの、体質改善が深層において進んでいるものと思われ収益が改善された。今後は、グループ全体としての経営が課題になるだろう。
 中核の化学品事業は、主力の農薬販売が当用期の病害虫の小発生や台風の被害などで見込みを下回った。工事事業は公共事業の縮小政策により、またサービス事業は残留分析関係が競争激化で伸び悩み、結果としてグループ連結子会社は見込みを下回る実績となった。
 同社では、自社開発品や利益品目に注力した販売戦略や、コストダウンによる収益性の改善に努めたほか、個別の年金制度廃止にともなう損失見込み額の減少もあり、5月に発表した通期業績のうち当期純利益が3億円上回る見込み(表)。
 関係会社には(株)ニチノー緑化、(株)ニチノーレック、(株)ニチノーサービス、日本エコテック、Nichino America,Incがある。

平成17年9月期の連結業績予想数値の修正
(2005.11.21)


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