農業協同組合新聞 JACOM
   
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’05芝草管理機・資材展 夢の緑空間を新たに創造
《JGIA》

  『2005芝草管理機・資材展示会』(主催:ゴルフ場関連事業協会=JGIA、後援:関東ゴルフ連盟)が11月16、17日の両日、千葉市美浜区の日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催された。最新鋭の芝草管理機・資材が一堂に展示され、夢の緑空間を新たに創造した。
 2年ぶりの開催となった今回もゴルフ場、スポーツフィールドおよび公園・緑地などの管理作業機、肥料・農薬・種子などの各種資材がバリエーション豊かに顔を揃えた。圧巻だったのは、牛乳を利用した肥料。主要各社展示の横顔は次の通り。
 アグロパートナーズは、除草剤のディクトラン乳剤、ターザインプロDF、「バナフィン」、殺菌剤のイカルガ35SC、「ラリー水和剤」、殺虫剤のカリブスター、「ダーズバンDF」などをアピールした。自社品にシフトするダウの戦略に注目したい。
 サカタのタネは芝、緑花、屋上緑花で景観創造をまとめた。チャンピオンコースのクオリティーを提供する『クリーピングベントグラスT−1(ティーワン)』がメインに。サカタの勢いはとどまるところを知らない、との印象だ。
 多木化学は、主力の液状・液体肥料、土壌改良剤を前面に押し出した。微生物除草剤の『キャンペリコ液剤』もこの一画にある。圧巻だったのは、新アミノ酸液肥の『ミルキータッチ』。有機は、牛乳のたんぱく質(ミルクカゼイン)を酵素で分解している。微生物利用を高めた製法だ。
 トモグリーン・ケミカルは地味ながら、この分野の老舗ともいえよう。新たに登場した『サッチ・リムーバー』、『プライマーセレクト』に惹きつけられる。注目したいのは、芝生管理基礎資材の『REVO(レボ)』で、土壌中の空気と水のバランスをコントロールする。来春の発売へ。
 ニチノー緑化は、殺虫剤『タフバリアフロアブル』、『日農ガードワン水和剤』、殺菌剤『グラステン粒剤・水和剤』、『コンバード水和剤』、『テンホープ水和剤』、『プラウザー水和剤』、除草剤『日農クサレス顆粒水和剤』、『イデトップフロアブル』、『トレビエース水和剤』、また日本芝の『エルトロ』、『ビクトール』、グリーンには次世代の高品質ベントグラス『ペンA2』および専用肥料『エルトロセブン』に光を当てた。さらに、「ゴルフ場コース管理」への展開も夢を追う。
さわやかな展示ブース(ニチノー緑化・写真は11月17日撮影=幕張メッセ) 模範となる多木の挑戦
模範となる多木の挑戦
さわやかな展示ブース
(ニチノー緑化・写真は11月17日撮影=幕張メッセ)
(2005.11.22)


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