(株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)はこのほど、静岡県掛川市の「掛川総合研究センター」で、インパチェンス属の種間雑種によって生まれた、全く新しいインパチェンスの栄養系新品種『サンパチェンス』を披露した。
インパチェンス属はツリフネソウ科の植物で、生態的には一年草あるいは多年草に属し、アジアやアフリカの亜熱帯から熱帯を中心に500種類とも800種類ともいわれる種が存在している。インパチェンスの名前の由来は、ラテン語の「impatiens(耐えない)」からきている。
今回開発されたのはマジェンタグランデ、オレンジ、レッド、ホワイトの4品種。
『サンパチェンス』の最大の特長は、生育が画期的ともいえるほど旺盛なところ。1株で鉢植えの場合約60cm、露地植えでは約1mもの大株に成長するほか、生育速度も従来型インパチェンスの約2倍の早生で、栽培も容易だ。花壇用のみならず鉢栽培用としても利用できる。
出荷形態は、1株/3.5号(10.5cm)ポット苗となる。同社通信販売およびオンラインショップルートでの価格(希望小売価格)は、4品種4株1組セットが2000円、各品種3株1組セットは1500円で、12月1日から予約受注が開始される。
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生育が旺盛な『サンパチェンス』 |
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