ダウ・ケミカル社(アンドリュー・リバリス社長兼CEO、本社:米国ミシガン州)は9日、ジェフリー・マーツァイ上級副社長兼CFO(最高財務責任者)を12月8日付けで、ダウ取締役会メンバーに選出したと発表した。
同社の取締役会は、10名の社外取締役および5名の社内取締役により編成されている。マーツァイCFOは、ダウ取締役会の財務委員会のメンバーにも就任する。
マーツァイCFO(53歳)は1977年にダウへ入社。その後、欧州、アジア太平洋地域で財務部長を担当した後、1996年にダウ本社副社長兼財務本部長へ就任。2001年に退社しカナダのアルミ大手アルキャンの取締役副社長兼CFOとして転職したが、2005年7月、改めてダウ本社の上級副社長として復帰していた。
今回の発表に関しダウのスタブロプロス会長は、「マーツァイCFOの優れたリーダーシップ、海外での豊富な経験とアルキャンでの実績はダウにとって大きな資産となる」と述べている。
ダウ・ケミカル社は、世界175カ国で事業展開する世界最大の石油化学品メーカーで、年間売上高は400億ドルにおよぶ。従業員数は4万3000人で、世界37カ国165カ所に製造拠点をもつ。 |