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ソーレン・セリンダー新社長 |
ファイザー(株)は2月28日、東京都千代田区の帝国ホテルで記者会見を行い、ファイザー社(世界)とファイザー(株)(日本)の2004年度業績および企業理念、さらにファイザー(株)の新社長にソーレン・セリンダー氏が就任したことなどを明らかにした。
ファイザー社の2004年度の収益は、前年度比17%増の525億1600万ドルとなっている。運営能力、業界トップの製品構成とパイプラインを反映したもので、特に心血管系・代謝系の製品が売上増に貢献した。注目のリピトールは、業界初の年間売上100億ドルを達成している。
一方、ファイザー(株)の実績もすべての事業部門で売上が前年を上回り、3856億円、対前年比25.2%増となっている。全体の94.1%を占める医薬事業部門は約3630億円、対前年比25.3%増の伸長を見せている。農産関連製品部門は、約52億円、対前年比6%増となっている。
R&D(研究開発投資)も約77億ドル(2004年)に達し、収益、利益、1株当たり利益ともに堅実だ。2001年から2006年に業界記録となる20件の大型新薬承認申請(米国)も進行中であり、勢いは止まらない。
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強いファイザーの力を見せつけた(2月28日、於・帝国ホテル) |
なお、ファイザー(株)の新社長に就任したソーレン・セリンダー氏は、1954年7月22日、デンマーク生まれ。50歳。「日本でもっとも成功し、もっとも尊敬されるヘルスケアカンパニー」を目指していく。
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