農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

農業分野対応の機械を公開
《新キャタピラー三菱》

大迫力の大型建機も登場
大迫力の大型建機も登場
 新キャタピラー三菱(株)は、6月28日、同社秩父デモセンターで建設機械の種類や用途を知ってもらうことを目的に、デモンストレーション見学会を開催した。
 同社は、世界最大の建設機械メーカー、米キャタピラー社と三菱重工が各50%を出資し設立された。社名のキャタピラーとは無限軌道のことで、戦車やブルドーザーに使われているが、農業用のキャタピラーを初めて作ったメーカーとしても知られている。
 新キャタピラー三菱(株)は、「人と地球との共生」を企業理念として掲げ建設機械をベースにした農業・酪農関連の機械の開発にも、早くから取り組んできた。
 今回の見学会会場となった「秩父デモセンター」は、 敷地面積30万平方メートルの中に、デモエリアやトレーニングコース、観覧席、大ホール、研修室などを備えた東洋一の総合研修施設であり、開設されて今年で26年目となる。
説明する永田部長
説明する永田部長
 同社マーケット営業部の永田隆専任部長は「これからは、建設工事など無機物を対象とした仕事だけではなく、農業など有機物を対象とする分野にも積極的に取り組んでいきたい」と述べた。
 また「農業分野は、農業生産と、区画整理など農業土木に分けられるが、籾殻暗渠工法にも力を入れていく。CATミニホイールローダ901Bシリーズは畜産仕様車であり、堆肥の多機能散布車もある。グループ企業の三菱農機とは棲み分けを図っていく」と抱負を語った。
 デモエリアでは、車両重量100トンの鉱山土木用超大型建機から農業・畜産用の小型建機まで、実演デモや作業方法の紹介などが行われた。
畜産仕様車の小型建機も
畜産仕様車の小型建機も
(2005.7.1)


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