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アグリビジネス業界ニュース |
パンジーの父は庭師だった 今後は形態的にも変化が 《サカタのタネ》 |
巻頭を飾っているのは、冨山稔さん。スイス(アルプス、グリンデルワルド)、カザフスタン、東トルコ、スペイン(ピレネー)、フランス(オーベルニュ)と、パンジーの原生地を歩いたもので、迫真に迫っている。 パンジーが現在のように育てやすく長く楽しめる花になるまでには、壮大な品種改良の歴史とドラマがあった。「ガーデンパンジーの誕生」(19世紀)、「一代交配の時代」(20世紀)、「生理生態的育種の時代」(21世紀)と世紀ごとにパンジーの変遷を追い、そして、まとめの「これからのパンジー」では、限りなく進化するパンジーの世界に夢を膨らませている。 小杉さんによると、1813年ころ、パンジーを最初に創生したのはイギリスバッキンガム州の貴族、ガンビアー卿の庭師トムソン氏だという。彼は野生種ヴィオラ ルテア、ヴィオラ アルタイカなどを収集混植し、自然交雑個体を得る方法で雑種を得ていたようだ。
現在、国内外で個人や種苗会社がこぞってパンジーの品種改良を行っているが、今後は「花色ばかりでなく形態的にも変わっていくかも知れません」と小杉さん。原種を使った交配など、楽しみがまだまだ拡がる。 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。 |
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(2005.7.5) |
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