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アグリビジネス業界ニュース |
千葉市で「農薬ゼミ」 主婦など200名が参加 《農薬工業会》 |
近年、食の安全・安心、健康志向の中で消費者の農薬に対する関心が高まっている。同会では農薬とは何か、農薬の役割と安全性などについて消費者とのコミュニケーションの一環として「農薬ゼミ」を開催している。関東支部の主催としては、新潟市に続く2回目。 パネリストとして、本山直樹千葉大学園芸学部教授・農学博士、真板敬三(財)残留農薬研究所理事・農学博士、さらに生産者代表として佐伯時夫さん(JAちばみどり園芸連絡協議会会長)、板橋俊治さん(ヤマニ果樹農園経営)が出席した。総合司会は、フリーアナウンサーの松田朋恵さん。 佐伯さんは米づくりやハウスで春菊、ししとうを栽培している。また、板橋さんはナシ、ブドウ、ブルーベリーを中心とした果樹農家。お二方とも栽培に対するこだわりと熱い情熱をもっておられ、「農薬の使用基準をきちっと守ることが大切です。生産履歴を明確にし、消費者の方々に安全・安心を届けたい」、と語った。 一方、消費者からは、「食の安全・安心を自分自身で確認するためにゼミに参加した。非常に分かりやすいお話だったと思う。改めて、農業の大切さや食料の重要性を考えることができました」(市内・主婦)などのほか、登録制度や毒性など専門的な質問もあった。 本山教授は、「農薬は、厳しいハードルを越えて登録認可を受けたものが使用されており、安心していただきたい。わが国の食料自給率は40%あまり。経済力に頼った農産物の輸入ではなく、国内の自給率を高めるためにも生産資材としての農薬は必要だ。安全・安心な農産物生産のためには、農薬を正しく使っていくことが大切」とまとめた。 来場者には、お土産として千葉県産(JA全農ちば管内)のホウレンソウ、ミニトマト、ニンジン、やわらかおいも、JAちばみどりの『手軽で簡単料理レシピ集』などが贈られている。 【JA全農ちば 川端富雄副審査役の談話】
本山、真板両先生から農薬の安全性とその重要性をきちんとしたデータをもとに分かりやすく解説していただいたことで、農薬の役割を理解していただくとともに、農薬に対する偏見を解消していただけたのではないかと感じます。 |
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(2006.3.17) |
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