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アグリビジネス業界ニュース |
「金芽米」販売体制を強化 《トーヨーライス》 |
記者発表の席上、雑賀社長は「金芽米の供給体制が整わなかったことをお詫びしたい。金芽米生産体制の拡充を急遽図り、消費者ニーズに対応していく」と嬉しい誤算を踏まえた思いを述べた。 同社では、「金芽米」を本年1月より、首都圏のスーパーマーケットを中心に販売を始め、約1年後に全国展開する予定で販売体制を整えてきたが、「金芽米」のテレビCMに出演している荒川静香選手が、トリノオリンピックで、金メダルを獲得したことから、「金芽米」の知名度が一挙に上がり、全国の米販売業者、一般消費者からの注文が急増した。 「金芽米」の生産には、優れた「うまみ層(亜糊粉層)」と「金芽(胚芽の基底部=胚盤)」の残存性が良い原料米が不可欠なことから、全国各地の米を徹底的に調査し、それに適した原料玄米を厳選する必要があり、その原料確保に時間を要し、需要の急増に迅速に対応することができなかった。 しかし、その目処もつきつつあることから、3月中旬より、関連会社である東洋精米機製作所のBG無洗米ネットワークを活用し、生産体制増強および販売エリアの拡大をはかり、首都圏、沖縄、九州、近畿、東北、北海道、中国、四国、中部と順次全国への供給体制を整えることとしたもの。 なお、トーヨーライス(株)は、3月末決算だが、会社立ち上げ費用、CM費用も多額だったことから、今期は赤字決算になる見込みだ。また同社では、3月末まで荒川静香選手のテレビCM「食べる編」を放映する予定でいるが、その後は未定と説明した。 |
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(2006.3.15) |
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