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「アグリビュー」イメージ |
サタケは、デジタルカメラで高所より撮影した圃場の画像データから、リアルタイムに稲の生育状況を把握したり、収穫の15日前に収穫玄米のタンパク含有率を予測する、業界初の圃場生育診断システム「アグリビュー」を開発し、今秋の発売開始を予定している。
サタケは、良食味米栽培、環境保全型農業、品質仕分けによる米のブランド化の実現に取り組んでおり、その一環として「アグリビュー」を開発した。「アグリビュー」はリモートセンシング技術を利用したもので、地上約10mから広域圃場(最大約100ha)をデジタルカメラで撮影し、その画像データの解析により、稲の葉身窒素平均値を推定し、精度の高い生育診断を行う。
これにより地域内の品質格差をなくし、地域ブランドの確立や、低タンパク米などの付加価値米栽培に貢献していこうというもの。また、収穫前の玄米タンパク含有率を予測することにより、収穫時に計画的でスムーズな仕分け入荷が可能となる。 なお、「アグリビュー」は、来る6月6日より開催される『2006 国際食品工業展』に参考出品される。
◎圃場生育診断システム「アグリビュー」の税込み標準小売価格は、AVR4100・手動撮影(高所作業車利用)で472万5000円、AVR4300・伸縮ポール式遠隔操作撮影が1564万5000円。
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