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金芽米ベストセレクト(左)と
ゴールドセレクト(右) |
トーヨーライス(株)は、12月5日、中央区銀座の同社ビルで、本年度の金芽米に関する主な販売・広報活動について、報道関係者らに報告した。
販売では、ファミリーマートで、5月30日より金芽米おむすびの全国販売を開始したのを皮切りに、同系列店で8月8日より金芽米を使った弁当を全国販売。また金芽米おむすびと爽健美茶のセット割引キャンペーンを、10月24日より全国で展開し、通常の1.3〜1.4倍の好調な売れ行きを示した。
ファミリーマートとの提携が、業務用金芽米販売の大きな柱となっているが、今後は、他の大手コンビニとの提携も課題となるだろう。
生協での商品展開では、20万組合員を擁する東都生協が、昨年7月に6アイテムでの金芽米販売を開始、生活協同組合における金芽米販売の先鞭をつけた。
以来、コープこうべ(富山こし)、コープおきなわ(熊本 森のくまさん)、コープさっぽろ(ハイセレクト、ななつぼし)、コープネット(首都圏6生協220万組合員)では、本年6月より(岩手ひとめ)の金芽米を販売、コープ近畿とコープ北陸事業連合では日生協ブランドの金芽米を販売している。
量販店では、本年秋に配送・受発注システムを変更し、イオン、ヨーカドー、ダイエーなど首都圏大手量販店を中心に、配下体制を整え、主米穀卸経由で納品を開始した。
また「ディノス 魚沼こしひかり金芽米」の通信販売を開始したのをはじめ、イオン主催の健康キャンペーン協賛、イトーヨーカドーと雑誌「saita」とのクッキングサポート企画を展開、ライスプラザ銀座のイベントに総計1600人の消費者を動員するなど、金芽米の普及・販売に注力してきた。
今年6月には、全国紙5紙に「金の芽の力」(トリノ五輪金メダリスト荒川静香さんと雑賀社長との対談広告3回シリーズ)をカラー版で掲載し、話題を呼んだ。また(独)農研機構食品総合研究所食品素材科学研究領域長の大坪研一氏の著書「日本一おいしい米の秘密」で金芽米が取り上げられ、高く評価された。
同社では、本年度(4〜3期)で数量1万トン、50億円余の金芽米販売を見込んでいる。
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