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マイクロフロー社の主要資産買収 北米市場で戦略的な基盤築く
《アリスタ》

 アリスタライフサイエンスノースアメリカ社(以下アリスタ社)はこのほど、BASF社の全額出資子会社マイクロフロー社の主要資産を買収した。
 北米事業を飛躍的に拡大したいアリスタ社と、製品ポートフォリオと資産プロファイルを見直したいBASF社の思惑が一致した。買収金額は、明らかにされていないが、アリスタ社はこれにより百数十億円の売上増となり、北米においてトップ10に入る。
 マイクロフロー社は、テネシー州メンフィスに本社を置き、ジョージア州スパークスに製剤工場を有するジェネリック(特許切れ)農薬の分野でリーダー的な製剤・販売会社。主要商品はバンベル、エテフォン、バサグラン、メピクロール、ディメトエート、アジンフォスなど。
 これにより、アリスタ社はマイクロフロー社の主な製品ライン、登録、マイクロフローの商標、特許およびスパークスにある製剤ラボを含む農薬ビジネスを買収する。
 一方、BASF社は引き続きスパークスにある製剤工場を保有・操業し、同社が供給元の農薬については、長期契約に基づきアリスタ社に供給する。

(2006.3.29)


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