農業協同組合新聞 JACOM
   
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中間期(個別)を上方修正 「ブイゲット」などが伸長
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)はこのほど、中間期業績予想(個別)の修正を行った。長年にわたる経営体質の改善効果が水面上に現れていることに加え、自社開発品が顕著な動きを示したほか、原体主力製品が堅調に推移したことによる。
 売上高は、全体では微増に見える。しかし、国内農薬販売で上市3年目に入った自社開発水稲用殺菌剤ブイゲット(有効成分:チアジニル)混合剤が大きく伸長したほか、原体販売では主力製品であるコテツ(同:クロルフェナピル)、ピラニカ(同:テブフェンピラド)などが堅調に推移したこともあり、利益品目の売上増に貢献した。
 また、海外販売では円安の影響もあり、化学品他も中間体、医薬品他が計画以上の売上となった。
 これらに加え、製造コストの改善による売上原価率の低減と一般経費の削減により収益性が向上し、その結果、昨期決算発表時の業績を経常利益で6億円、当期純利益で3億5000万円、それぞれ上回る見込み(表)。

平成18年3月中間期の個別業績予想数値の修正(表)
(2006.5.15)


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