BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、2006年第1四半期の業績を発表した。過去最高の業績を達成している。
それによると、売上高は前年同期比24%増の125億ユーロとなった。成長の原動力となったのは、化学品事業と石油・ガス部門における販売量の増加および値上げだった。米ドル価格の上昇などによる為替変動の影響を除くと、20%の増収となっている。
特別項目を除くEBIT(利息・税金控除前利益)は、前年同期比19%増の19億ユーロに。
農業製品部門の第1四半期の利益は、ブラジルにおける厳しい市場環境と研究費の増加により、減益となった。
地域別の売上高は、欧州地域が前年同期比28%増加した。主に、石油・ガス部門が顕著な動きを示している。北米(NAFTA)地域は、米ドル建てで7%増加した。化学品・プラスチック部門が成長している。アジア太平洋地域は、現地通貨ベースで19%増加した。中国(南京)で操業を開始したフェアブント拠点が化学品部門の成長に貢献している。南米、アフリカ、中東地域は、現地通貨ベースで11%減少した。ブラジルの農業製品事業における厳しい市場環境が影響している。
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